久留米市で障がい者自立支援施設を運営する株式会社NEXUSフォワード-会社案内

私が、知的障がいや精神障がいを持つ人たちのための自立支援施設であるグループホームを作ろうと思ったのは、自分自身の障がいがきっかけでした。
以前、勤めていた職場で働いていたときに７階マンションの屋上から誤って転落し、下の階のベランダに落ちたのですが、頭を強く打ったことで脳挫傷を起こし、医師から「手術が成功しても植物状態になる可能性が高い」と言われるほど重症でした。幸いにも手術が成功して日常生活に戻れたものの、てんかんを発症しました。さまざまな薬を試しましたが、自分に合う薬が見つからず、釣りをしているときに発作を起こして池に落ちたり、車の運転も法律上により運転できなくなり、事務作業中に意識を失って倒れて、近くにあったストーブで手をやけどしたりと、突然身に降りかかった障がいに戸惑い、日常生活や仕事に不安を抱えながら過ごしていました。
今では自分に合う薬が見つかり、てんかんの発作は起きなくなりましたが、私のこうした体験が、障がいを持つ人たちのために役立つことをしたいという思いへとつながりました。
現在、日本では、軽度の知的障がい者や精神障がい者向けの施設の需要は年々高まっていますが、残念ながら施設の供給が追い付いていないという状況です。私たちは、微力ながら少しずつグループホームを増やしていき、障がいを持つ皆さまのお役に立ちたいと思っております。そして、障がいを持つ皆さまが快適に暮らしながら自立へ向けた訓練が受けられるよう日々、精進していきたいと思っております。

代表取締役 柴田 達也